まだそんなに深い仲でない人に「どんな小説読むの?」って聞かれたら・・
さあ何て答えましょう??
そのまま本当に好きな本を答えるのももちろんよい!
でも「ここは無難にしときたいな」「よそ行きの顔しときたいな」
そんな時あるよね!(あるかな?たまにはあるよね!)
ってことで今回は「こんな本読んでいたら印象いいかも」という・・
そんな腹黒い話題だ!w
①人気ミステリー作家系
”人気ミステリー作家”って・・
最初からざっくりした紹介の仕方ですが、創作ストーリーが好きな人って大抵ミステリー好きだよね
ミステリーでも毛色はそれぞれあれど、ミステリー嫌いな人ってあまり聞かないような
ってことで人気ミステリー作家さんの有名どころの作品を言っておけば無難な印象に仕上がるでしょう!
例えば東野圭吾さんとか湊かなえさんとかいいんじゃないの~
私はこのお二方でいっとく!
伊坂幸太郎
伊坂幸太郎さんは文体にクセがなくて読みやすいのがいいね
爽快な伏線回収が人気のポイント!
代表作・一番人気作はゴールデンスランバーですよん
首相暗殺事件の濡れ衣を着せられた若者の逃走劇
サスペンス色も強くドキドキ楽しめます

原田マハ
元々は美術畑の原田マハさん
ここまで!?ってほど人を惹きつける文章作りがうまい作家さんですね
代表作&一番人気作は楽園のカンヴァス
アンリ・ルソーの絵画の真贋をめぐるアートミステリーです
これマジで面白いよ
すすめて読んでくれた人みんな面白いって言ってくれる!
この作品に登場する絵画名とかをさらっと会話に挟んだりして・・
”私美術ちょっと分かりますよ”みたいな印象・・なんかいいよねw
教養ある感じするじゃーん

②アルジャーノンに花束を
ダニエル・キイス著のアルジャーノンに花束を
名作ですね~
メディア化いろいろされているのでお話は知っている人も多いはず
私これ“泣ける!”とか”心温まるヒューマンドラマ”系かと勝手に思って舐めていたよすみません・・
SFなのね!
シビア!暗い!そして深い!んで美しい!
40歳を超えて最近初めて読みまして・・
勧めてくれた人の好青年ぶりに敗北感すら感じたw
これすすめてくるのは・・さぞ思慮深い人でしょうね~
人生の忘れられない一冊として私の心の本棚に置かれましたとさ
本当の愛ってそんななの?私まだそんな愛知らないや

③星の王子さま
こちらも不朽の名作です
サン・テグジュペリの星の王子さま
挿絵もかわいくて子どもでも読めるお話なんだけど内容は深いですね
子どもの頃は王子さまが愛するバラの言動が理解不能であまり好きになれなかったけど、大人になって読み返したら違ったな
こんなの読んでますって言ったら可愛らしさとかロマンチックさをアピールできる・・かもしれませんw
より読みやすくなった新訳版↓
装画もステキよ

④アルケミスト 夢を旅した少年
パウロ・コエーリョのアルケミスト 夢を旅した少年
こちらも世界的大ベストセラーの一冊です
自己啓発的にもスピリチュアル的にも読めるためあまり万人受けする作風ではないものの、瞑想・ヨガ・旅人・・そんなワードが似合うボヘミア~ンな印象の人たちからとっても評価が高い一冊
ストーリー性よりも感覚的、感性に訴えてくるような深い内容でいろいろと考えさせられますね
ちょっとページを戻って反芻したくなるような言葉や考え方がたくさん出てくるんです
なので200ページ弱の作品だけど、濃いね!
こちらも思慮深く、また人生に前向きな人物といった印象を与えられるでしょう

⑤日本の文豪系
なんでだろ、外国人作家は作品で読んで日本人作家となると人で読むね私の場合
元々母国語で書かれた文章というのは文体に相性や好き嫌いを感じやすいのかもしれませんね
純文学とか日本の文豪が好きとか言ったらさ・・
何か学があるっぽいじゃん?
感性がーとか芸術性がーとか深みが増す気がするじゃん?
↑これ実際には言っちゃだめなとこw
川端康成
日本人初のノーベル文学賞受賞者である川端康成さん
以降の受賞者は大江健三郎さんのみ・・とかちょっとした知識を入れとくとさ、何か知的に感じるような気がするよね(浅はかである)
川端さんは古都がおすすめですね〜
京都小説は数あれど、これはもう完璧なお手本的作品
美しい京都の四季と日本の文化と、お話も文体も綺麗なんですよ
こんなの好きな1冊にあげられたらおお!と思うよ私は

太宰治
なんか暗いイメージの太宰さんですがこの人の作品は本当おもしろいと思うんだよね
そもそもこの時代の文豪って自殺とか未遂とかばっかよね先ほどの川端さんもだし
人間失格って今回のこの内容の記事で紹介する~?な感じだろうけど・・
先ほどの私のように「太宰治面白いよね」ってしれっと言ったらさ何か知ってる感出るよねw(浅はかである)
でも確かに、これ私若いころに読まなくて良かったかも・・ってくらい共感しちゃうね
傾倒する人の気持ちも分かるわ
共感させる力抜群!な人間味溢れる一冊ですよ

やっぱり人は印象が大事よね
だいぶ前なんですが、実家に数日間滞在することになったときのこと
誰のものか不明な人間失格の文庫本が本棚にあったんです
それを読み始めてみたらまあハマりまして読みふけっていたらね、姉が
「うわ人間失格!?昔ドラマあったよね!気持ち悪くて見られなかったヤツ!うわぁ〜」って全力全スピードで否定してきたよ
私口を出す暇がないw
姉の言う昔のドラマというのはKinki Kidsが出演していた学園もののドラマで同タイトルではあるものの太宰作品とは全くの別物なんですね
ドラマのサブタイトルは「たとえば僕が死んだら」というもので姉が苦手な重いテーマのお話だったんですね・・・・確か
んで兄はというと「これ面白いよ」と当時ブームのさなかであったもしドラを渡してきたw
おそらく兄は暗いの読んでるなって心配したんでしょうねw
多くは語らない兄からの無言の”こっち読んで欲しいな~”を感じましたね
いや大丈夫、私は純文学に触れたかっただけだ!
実に私の姉と兄らしい反応でした
そんなエピソードだけでも姉兄の印象って何かしら感じられるのではないだろうか
いつも本音ぶっちゃけキャラな私だけどたまには人からの印象とか考えてみようかな・・っとそんな記事でありました!