映画ルックバック観ましたよ~
良かった・・!
この前に見た作品の後味悪さからの解放w
日常っぽくありながら非日常的な不思議さもあり、重かったり不穏なんだけど終始爽やかさもあり、若干のモヤっと感のような考える余地もあり・・
そして映像も音楽も美しくしばらく余韻を楽しんでいたい、そんな素敵な作品でした!
今回はルックバックの感想など書いていくよー!
ちなみに私はチェンソーマンはノータッチ、ルックバックの鑑賞前情報としては「漫画描く人の話」のみ!
個人的感想&解釈なので正解とかではない!
のですよん
ネタバレ多少ありますのでご注意ください
パラレルワールドかと思いきやファンタジー?
日常っぽいお話じゃん?
で途中から急に
パラレルワールドいくのか!?
そしてハッピーエンドか!?
と思ったら違ったーー
パラレルワールド(平行世界)の定義とか知らないけど、京本ちゃんがあの時点であの内容の4コマを描いたということは・・
パラレルワールドではないと解釈しましたね
どちらかというとファンタジーとか霊的な世界って感覚かなぁ
ハッピーエンドを願っちゃうんだけどやっぱり現実は喪服を着た藤野ちゃんに戻るわけで・・
でも飛び出してきた4コマは現実世界に存在していて藤野ちゃんは前を向き過去を受け入れて共に生きると。
うわーー思い出し感涙!
あのちょっとした一部非現実的な不思議シーンはこの作品の肝!核!だね!
この作品をルックバックたらしめる重要エピソードなわけですね~
結局京本はどちらにしても美大に行くのよ
ルックバックで良かったな好きだなという設定・お話の展開がありまして。
「藤野ちゃんが外に連れ出さなくても結局京本ちゃんは美大に通った」
ってところ
これいいよね
だってどう考えても藤野ちゃんは何も悪くないもの
突然とんでもなく理不尽に大切な人を失って・・自分を責めた人もいたでしょうね
もしかしたら今もいるのかもしれない
きっと藤本タツキ先生は遺された人の心を救いたかったのではないかな
そんなメッセージが込められているのかなって思いました
ルックバック・・背中を見る??
英語でlookbackっていったら「過去を振り返る」とかそんな感じで訳されますけど、作中で(京本が藤野の)「背中を見て成長してる・・」みたいなセリフも出てきてましたね~
そんないかにも日本語直訳的な意味も込められているのか!とフフっとしたよね
センスいいな!
遊び心を感じましたよ オシャレね~
「人は忘れるから生きていける・過去は過去・心機一転・後悔先にたたず」
そんなよく聞く言葉たち
忘れることなんてできないこともたくさんある
過去の出来事への対処法は人それぞれあると思う
共通していることは過去は変わらないってこと
そして意識下でも無意識下でも、経験したことは自分の中で凍ったり解けたり熱くなったり発酵したり腐敗したり・・時間の経過とともに気づきを与えてくれたりするわけですね
そこから先の自分に繋がっていく
その先はもう自分次第だな
心を決め4コマの紙を窓に貼り付け漫画を描き始める藤野ちゃんの背中は強く美しく生きる人の背中だなって感じましたよ
強く深く前向きなタイトルだなって思いました
私事ですが・・
ご縁を感じずにいられない!ルックバックとの出会いに感謝!
個人的な話ですけどね、ちょっとここ最近漫画やアニメから離れていまして・・
でまあ最近話していてすんなりと「松本大洋」とかワードを出してくる若者と知り合うことができ、その若者にルックバックを勧められて観たわけなんですよ
「アマプラで1時間くらいで観れますよ」
(↑社会人が釣れるセリフでここまでのものってそうないのではなかろうかw)
んで観たらねーまさに今の私に必要なものだった!!
ルックバック!!!!
過去を振り返って過去と向き合って前を向いて進んでいく
そのためには自分が変わらなきゃダメなんだってひとりで乗り越えなきゃって
独りよがりな考えに陥りがちな私なんだけど、実際にはいつも私の周囲にはあたたかさがあって助けてもらって生きているんだ
忘れちゃいけないね
視界がものすごく狭くなっていることに気づいていながらどうすることもできなかったけど、やっと道筋が見えてきた!
ありがとうございます!
原作も読まなきゃ~!
って表紙も背中じゃーん!
