小説

五山の送り火って悪天候でも決行するんですね

一昨年からの2度目!五山の送り火を見学してきました!
雨だったよ!でもちゃんと見えたよ!

五山の送り火は悪天候でもなかなか中止にならない

京都の四大行事のひとつ、五山の送り火は毎年8月16日に開催されるご先祖様たちを送る行事なわけですが、、

関東住まいの私はこの五山の送り火は雨なら中止なんだろなって思ってたんです、だって火つかないでしょって・・
ところが実際は雨でもやるんですよね

天候不良の年もそこそこ多いようなんです、今年も降ったし
それでも毎年中止にはならずここ50数年は決行されているとのこと

私、以前如意ヶ嶽に登ったので予想できるけど大変な作業ですよねあれ・・
傾斜きついですから
大雨の時なんてより一層大変なはず・・

伝統を引き継ぐぞーご先祖様を送るぞー!という気合に支えられ毎年開催されているんだなって感じました

雨でも決行され続けているのは油分が多いアカマツを燃材にして火力を維持できるという理由だけではないわけですね


今年は19時頃どしゃ降りだった
この時間までは薄曇り~晴れだったんですけどね

↑西院付近
傘さしてもあまり意味なく歩道は小川状態だった
30分以上は強く降ってたと思う

でも大文字点火の20時には傘なくてもいけるかなーくらいのポツポツ降りに弱まっていました

この点火時間になると天気が回復する現象もよくあることなんだって!不思議~

森見登美彦作品的に五山見学をするなら出町柳付近で

京都を舞台にした多くの小説を書かれている、私の大好きな森見登美彦さんの話をせねば
そうここはエンタメ部というブログなのだ

森見登美彦さんの小説に五山ももちろん出てきますね
行事そのものが描かれるのは四畳半神話大系と有頂天家族!
大の字がある左京区の如意ヶ嶽の山だけで言えばその他にもたくさんの森見さん作品に出てきます
五山の送り火の日・・四畳半では私が明石さんをデートに誘いそびれ小津は鴨川に飛び込み
有頂天家族はタヌキによる納涼船バトルが空中で展開される・・あ、天狗も戦ってたな
そんな日でありました

森見さん好きとしては大文字の点火を見るならやはり鴨川デルタや出町柳付近・・
(同日の昼間開催される下鴨古本まつりもセットで行きたいところだね!)

なんですが五山の日の点火時間はこの辺りはとても混雑します

車道の交通規制のほか阪急線への出入り口も閉鎖され、人の流れも整備され進行方向がくっきりわかれているから自由に動けない・・

安全対策がばっちりされているってことで安心ありがたいことなんですが、私は今回は子も一緒だったため混雑は避けたいし帰りも早めに切り上げたいな
ってことで大文字見学の比較的穴場とされる御所に行ってみました

御所から大文字を見たよ

丸太町駅の1番出口から数分、間之町口から京都御苑の敷地内に入り10分弱
この辺↓から見えました

あまりうまく撮れていないけど一応載せておこう
肉眼の方がしっかり見えたな

習字を習っている我が子は
「ちゃんとはらってるのかなー」大の字のはらいを気にしてたw
ここからだとちょうど見えないね

混雑する前に早めに帰りましょうってことでバス停に向かう途中でも木々の隙間から見えた
この辺↓

画像は見づらいけどちゃんとはらいが見えた!

はらいを見て安心していた我が子

アニメの有頂天家族をコンプリートしているため(英才教育ですw)と
「たぬき飛んでるかな~」
と平和な会話をしながらバス停に向かいましたよ

京都の人に聞いてみた五山の送り火

私は一昨年初めて五山の送り火を見たんですが、その時お世話になったゲストハウスのオーナーさん(生まれ育ちも京都の方)が

「どんな天気でも何とかやろうとする」って言ってましたね

一昨年はね、点火時間の天気は問題はなかった!
ただ直前に台風が過ぎ去ったタイミングだったので準備段階では強風だったんじゃないかな

(そしてその台風が去った直後に発生した線状降水帯により東海道新幹線は止まり私はその日の新幹線で帰れなかった・・
帰れないことが18時頃には確定したのでカール食べてのんびりしてから五山を見た記憶がある)

またゲストハウスのオーナーさんは
「火が付いた時におおっ!となって・・まあ一回見たらいいかなーって感じかな」
とも言っていたな
何というか地元の人らしいご意見かな、と
身内を褒めるのちょっと恥ずかしいみたいなノリはありますよね~

いつか昼間の古本まつりで古本市の神様と出会って、早めに鴨川のいい場所を陣取り大の字が見えなくなるまでじっくり見てみたいな

私の京都での楽しみはまだまだ尽きないのでありましたっ